多くの方から能登の野菜は カラフル と聞いています。
本当に野菜の色がくっきりとあざやかですね。 なぜ、こんなに色が あざやか なのでしょうか?
その理由は、
①能登の大地には植物が発色するために必要な豊かな窒素成分を生成することと、
②海からもたらされた豊かなミネラル成分にあること、
③保水性・通気性・保肥性がよいこと、等々によるもののようです。
能登の大地は、日本列島が形成される過程、一旦海底に沈んで、その後、隆起し能登半島が誕生しました。
その間、約数百万年、能登半島は海底にありました。
この間に海のミネラルがたっぷりと大地に含有されました。 https://www.kubota.co.jp/siryou/pr/urban/pdf/23/pdf/23_2_2.pdf
珠洲の見附島や能登島は珪藻土で有名ですが、能登半島に広く分布する中新世~鮮新世の泥質堆積岩中には,量の多少はあれ,珪藻土の地質はどの地層にも普遍的に含まれている、とのこと。珠洲のあの見附島を形成している土壌も珪藻土なのです。
珪藻土は、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)で、珪藻の殻には小孔が多数開いている為、このため乾燥土壌を改良する土壌改良材としても使われる逸品なのです。
能登の大地が水分を含んだ時の粘土質の本質は珪藻土なのですね。
さらに、珪藻土は通気性もよく、微生物も元気になり、土壌に含まれたアミノ酸から窒素を生成する活動を活性化させてくれます。
なるほど、能登の野菜がカラフルになる理由ですね。